不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

9月の暑さと難しい気象学

 今日は先週までの、いつでも降らせてやる、という天候
から一転し、日差しの強い快晴となった。
 先週は曇り中心で、時折日がさすといった天候のメニュー
だったのに、今日は飛行機雲が一本流れているだけである。
 メリハリが効き過ぎである。
 これでは、夏に逆戻りである。
 少し涼しくなったな、夏も終わったなと思っていたとこ
ろにこの気温の上昇とは、意地が悪い。
 振り向きざまに、ラリアットを喰らったような気分であ
る。

 気象庁も天気の予報はかなり出来るようになっているよ
うだが、気温の予報はまだそれほど進んでいないようであ
る。
 確実なことが言えるのは、翌日くらいまで、それ以降と
なるとかなり曖昧なことしか言わない。
 また、言ったとしても当たっていない。
 雨が降るかとか、風が吹くかとかは長年のデータの蓄積
や気圧の谷や前線の様子を見れば、少し先のことまで予測
可能なようだが、気温に関してはお手上げのようである。
 気温くらい予測がつきそうなものなのだが、そうではな
いというのが面白い。
 気温は天気よりもその決定要因が複雑なのだろうか。
 それとも、気象学者がいまだ知らない要因があるのかも
しれない。
 アメリカ大陸近海の水温が上昇すると日本の気温が上昇
する、という説もあるが、これもそういう説が一部にある、
というだけで定説になっているわけでもない。
 
 気象というのは、この地球全体の様子を観て判断するも
のであるから、困難なことも多いと思う。
 実験室で証明可能なことは殆どない世界である。
 気象学は証明が難しい科学なのである。

 それにしても、天気はカレンダーが読めるのだろうか。
 読めているのに、わざとこんな気候にしているのだろう
か。
 もう9月である。
 どなたか天気に暦の読み方を教えていただきたいもので
ある。