不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

とっても甘い安倍首相

 一夜明けたら、やっぱり安倍首相辞任、とかなってい
るのでは、と思っていたら、首相はやはり安倍氏のまま
だった。
 彼がこのまま続けたら、本当に自民党は壊滅的な状況
に陥ると思うのだが、ボンボン首相にはそんなことは思
いもよらないのだろう。
 安倍首相は、とっちゃん坊やになる今日まで、負けと
いうことを経験したことが無いので、自分が負けたんだ、
と言うことが理解出来ていないのではなかろうか?
 生まれた時から、ずっと勝ち馬に乗ってきた人間とい
うのは、一般人には思いも寄らないほどの楽観的な見通
しを持っている。
 彼らのその見通しの甘さは、彼らの信念として精神に
細かく織り込まれているので、そのためボンボンには、
一般人には醸し出せない甘さが漂っているのである。
 安倍氏の言動から感じられる、言いようの無いある種
の恐ろしさを感じさせるその甘さは、今回の選挙戦でも
十分に撒き散らされた。
 安倍氏は、あんな状況でも自民党は勝てる、と思って
いたらしいのだ。それは、彼の新聞紙上に残された発言
からも確認できる。

 自民党は、あんな甘い男を大将にすえて、今後の選挙
戦に勝てるとでも思っているのだろうか?

 甘い男を大将に持つと、困るのは下のものである。
 第二次大戦の日本軍の幹部はその殆どが信じられない
ほどの楽観論の持ち主ばかりだった。
 何故なら、彼らは大勝した日露戦争後から育成された
エリートだからだ。
 負けを体験したことが無いエリートほど愚かなものは
いない。
 彼らは、その驚異的な楽観論で事態を歪んで把握して
しまうからである。
 あの戦争においても、軍幹部は勝てると思い込んでい
たのだ。お気の毒としか言いようが無い。

 安倍氏の爺さんが戦犯なのは、偶然ではない。
 彼のその癒しがたいその甘さは、血統なのだ。

 ちなみに安倍首相の奥さんは森永製菓のご令嬢だが、
こちらも偶然ではないのかもしれない。

 どちらにしろ、安倍首相は甘い。
 そんなに甘いと、小沢氏に食われてしまいますよ。
 だがその方が、国民には幸せかもしれない。

 甘さは人を狂わせるのだ。