市内に住んでいる年長の友人は、勤務時間が不規則である。
昼の一時に電話をかけると「今、起きたところ」だったり、夜
だと勤務中だったりする。
それで、パソコンのメールを利用することになる。
大して距離も離れていないのに、メールで連絡をとるなんて、
私には、少々違和感もある。だが、メールは開封時間を自分で選
べるというのは、都合が良いとも言える。
電話だと、かかってきた時に、すぐに対応しなければならない
のである。これは当たり前のことである。
だが、人間には、機嫌や体調の良し悪しもあったりする。取り
込み中だったりもする。
その点、パソコンのメールは便利といえる。
その友人のメールによると、勤務先の健康診断で飲酒を禁じら
れてしまったそうだ。
飲酒の禁止とは、深刻なことなのだろうか?
酒を減らせ、位のことはよく言われたりするのだが、全面的な
禁止とは、どういうことなのだろうか?
私は、ほんのお付き合い程度にしか飲まない。というより、お
付き合いで飲まなければならないときだけ飲む、という程度であ
る。
酒がこの世からなくなってしまっても、まるで困らない。
だが、その友人は、飲酒こそ生きがい、といった男である。
こういう時には、どういうふうに声をかけたら良いのだろうか?
「また、飲みましょう」というのが挨拶代わりだった間柄であ
る。
何とメールの返信をしたら良いのだろうか?
「また、パフェでも食べに行きましょう」か?
こういう時、健康が絡むと言葉の選択には気を使ってしまう。
さて、どうしようか?