えぇ~、ビールかぁ。
私は普段はアルコールは一滴も飲まない。
アルコールが好きではないし、大して強くもない。
伯父にもそう話したことがあったはずだ。
だが、前回伯父に会った時、昼間から飲み始めた伯父
と深夜まで飲んだことがある。
(お付き合いだから仕方がない)と付き合ったのだ。
それで(あぁ、こいつは酒が飲めるんだな)と思われた
のだろう。
私は渋々飲んでいただけである。
本当は飲みたくはなかった。
しかし「飲めません」「飲みたくありません」と言える雰
囲気ではなかった。
そうした場合私は飲むことにしている。
「烏龍茶はありませんか?」「オレンジジュースにしてく
ださい」とか言ってまで何かを飲みたいわけではない。
ただ他に飲むものがないので出されたアルコールを飲
むというだけである。
頂いたビールは、またどなたかに差し上げることにしよう。
好きな人には大歓迎されるビールである。
だが、私にとってはただの苦い水である。