今日は町内のお祭りの初日。
毎年、土曜日の朝8時50分頃に、町内の青年5~6人が、出現す
る。
彼らは、簡単な女装と化粧をし、酒を飲んだうえ、歌謡曲を大音量
で流しながら、通りを踊り歩く。
踊り歩くだけなら、どうぞご自由に、といったところではあるが、
厄介なのは、各戸を訪問して寄付金を募るのである。
寄付金と言えば大変聞こえは良いが、要は彼らの飲み代なのである。
彼らお祭り青年は、「つめる」と称して神社の社務所で徹夜で酒を飲
むのである。
どうも、日本の神道では、大量の飲酒も氏子の勤めらしい。
何故、彼らの飲み代を我々が支払わなければならないのか。
今年も、彼らはやって来た。
しかも、BGMは近藤真彦!それも、デビュー直後の曲だ。
今頃、マッチの懐メロなんて、伝統を重んじ過ぎである。
酒臭い男達に、理屈を言っても進展は無さそうだったので、古典的
抵抗を試みてみた。
居留守である。
彼らは、何度か呼んではいるが、あきらめて、お隣に移ったようだ。
普段、街で会っても、声もかけてくれないのに、こんな時だけ戸別
訪問してくるとは。
宗教が絡むと、人は大胆になる。
そして、徒党を組むとなると、彼らの行動には歯止めが利かなくなる。
日本中、こんなものなのであろうか?