不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

接種したか、尋ねられない。

 町内の行事に行ってきた。

 今回の行事は、ほぼ高齢者層を対象としているが、それ以外の年代も歓迎となっている。

 なるべく多くの人が参加すれば、それだけ市からの補助金が入るので、参加者は多い方が望ましい。

 私も人数合わせの一助となればと思い(笑)参加した。

 参加者は、私と主催者側役員以外は皆さん高齢者だった。

 最高齢は98歳、その他の方も若くて80歳後半だった。

 私は異例の若手だった(笑)

 体操をやったり、簡単なゲームをやったりという催しである。

 その参加者にTDさんが、おられた。

 役員である娘さんとの親子参加となる。

 TDさんと会うのは、久しぶりである。

 彼女は、浄土真宗の熱心な信徒で、このあたりの住民としては押し出しが強い。

 良い人なのだが、この押しの強さが浮いている感はある。

 TDさんは、新型コロナワクチンを接種しているのだろうか?

 マスクはしていない。

 だが、今は接種者出会っても、マスクをしていない人も普通にいる。

 打ったか、否か、しりたいなぁ。

 私の感だと打っていないと思うのだが、言葉として確認したい。

 尋ねてみようかなぁ。

 否、やめておこうか?

 行事の間中、私は逡巡していた。

 打っていなければ良し、仮に打っていたらどうなるか?

 接種者と判明し次第、私は今後の接し方が変わってくる。

 ランクが落ちるのだ。

 「人をランク付けするとは、けしからん」という声もあろうが、これは私としては仕方ない。

 どうなのだろう?

 こちらが尋ねたら、私も接種の有無を表明しなければならない。

 そうなると、私が非接種者であることは、町内中に知れ渡ることになる。

 TDさんは、放送局的な人でもあるのだ。

 町内全員に知れ渡ることに、私は心の準備ができていない。

 古い体質の当地で、異分子である人間がいた場合の対応は、なかなか厳しい。

 都市部の人には、理解できないかもしれない。

 結局は私はTDさんに尋ねることは出来なかった。

 あぁ、どうなのだろうなぁ?

 次にお会いした時には、聞けるだろうか?

 こちらの覚悟一つである。