いつもの集いに行ってきた。
最近、新しい顔ぶれが加わった。
と言っても、まるっきりの新顔ではなく、十年以上前には常連参加していた方である。
集いに復帰、復活というところである。
その方は男性で私よりも1.5世代程年長である。
私以外の参加者にはお馴染みの方なので、打ち解けている。
その方を知らないのは私だけである。
「議長をやっていたから・・・」
「議員時代は・・・」
そうした発言が度々入る。
へぇ~、元議員さんかぁ。
国会議員、県会議員なら世事に疎い私でも顔や名前は大体はわかる。
だが、この方はまるで知らない。
となると、市会議員しかないな。
私は話を聞きながら観察する。
どうやら私にいろいろ尋ねてもらいたいようである。
そういう空気を出しまくっている。
しかし、私はそれを無視する。
「興味ありません」という顔をする。
実際私は、市会議員について興味はない。
それよりも何よりも「へぇ~、そうなんですかぁ」と食いついていったら、この方が図に乗ることはミエミエだからである。
エゴを膨らませて、それに今後も付き合っていくしかなくなることであろう。
それで私は、この方の議員時代、議長時代の話は聞きはするが、反応ゼロのままで対応している。
その方は、そんな私の対応に内心驚いているようである。
ハハハ、これは面白い。
普通のマトモな人なら、「議員時代はどうでした?」「議長職は大変でしょう?」と聞いてくるものだ。
しかし、私はそれを一切しない。
今後もこの方向性で対処していくことにしよう。
~続く~