私は自然災害が怖い。
特に地震と大型台風には弱い。
私は未熟なのだ。
今回の14号台風は「史上トップクラスの台風」と報じられ、それを聞いた私は動揺した。
「当地には来てほしくない」
「直撃は嫌だ」
等などいろいろと都合の良い考えが浮かんだ。
こうした困った時、私は自分の直感に尋ねてみる。
これは私だけの能力ではなく、人間であれば誰でもできることだ。
自分の内面に宿る智慧に尋ねるのだ。
Q「この台風はどうですか?」
A「大丈夫だ。何も起こらない。心配するな」
私は、この答えを得て安心したのか?
Noである。
何故か?
信用できないからである。
おそらく、この答えは私の肉体や煩悩・雑念が自分に都合が良い答えを発しているだけだろう、と考えたからだ。
そこで日を改めで再度同じことを尋ねる。
答えは同じだった。
そして台風はやって来て、去っていった。
当地は、どうったのか?
暴風警報が出たが、暴風は一度も吹かなかった。
普段当ブログでボヤいている程度の強風が、3時間に5分ほど吹いた程度である。
大雨も降らなかった。
普通程度の雨も降らなかった。
台風でもなんでもなかった。
内なる直感の答えは正しかった。
しかし、私は信じなかった。
実に愚かである。
本当に悟っている人間なら、直感を有難く受け取り、それに従うであろう。
だが、多くの台風情報に接し、そちらを優先、採用してしまった。
現代科学を第一に信じる姿勢こそが正しい、という思い込みがあるようだ。
あぁ、まだまだ修行が足りないようだ。