当地は今日も降っている。
大気の様態が不安定である。
青空が出ていたと思うと、それから数分で降り始める。
当市を東西に流れる河川は、もう少しで氾濫しそうな水位になっている。
地元の大本の水瓶であるダムは、とっくに貯水率100%になっていて、何度も放水をしている。
この降雨は、日本の広い範囲で起きている。
隣の県では災害レベルの雨が降っているそうだ。
市役所は避難を呼びかけている。
「逃げろ」と言われて、どこへ逃げるというのだろう?
当県ならびに当市は、運良くそれらの雨雲から逸れているだけである。
日本は雨が降り過ぎる。
需要を大きく超えている。
天は、人間の気持ちを汲んでくれないようだ。
この世は、あまり住みやすい場所ではない。
そのような不快な環境下で生きていくだけでも、修行としては十分である。
人生は楽しむものではなく、修行なのである。