江戸時代にカッパが現れたそうだ。
人足の親方の家に来たカッパは川太郎と名乗った。
「川底の光る物が怖い。人間様に危害を加えないから仲間と住めるようにしてほしい」と懇願した。
親方は泳ぎが得意な人足に指示し、川底からやりの先を回収させた。
喜んだ川太郎が「これは水難よけの印形(印鑑)。押し型を持っていれば、どの国のカッパも危害を加えない」とお礼に贈ったという。
体が元気になる鳥の卵も渡したと伝えられている。
う~ん、面白い話だ。
このカッパは自分で「カッパの川太郎と言います」と名乗ったのか?
それを聞いて「へぇ~、カッパなんだぁ」と思ったのか?
カッパなんているわけない、とは思わなかったのか?
「カッパだと証明してみろ」とかは言わなかったのか?
いろいろとツッコミどころが多いい話である。
と言っても私はこうしたエピソードを信用していないわけではない。
ひょっとしたら本当にカッパはいた(今でも?)いるかもしれないからだ。
頼みに答えて問題を解決してくれた親方に水難よけの印形(印鑑)を贈呈している。
なかなか義理堅い。
体が元気になる鳥の卵ももらったそうだ。
カッパがどうして鳥の卵を持っている?と思うが、くれたと言うならそうなのだろう。
あぁ~、SFっぽくて良い話だなぁ。