NHK-FMで黛敏郎の”無伴奏チェロのためのBUNRAKU"が流れてきた。
へぇ~良い曲だな。
タイトル通り和風であるが、それを押し付けてもいない。
西洋楽器であるチェロの特性を活かしつつ和の空気を生み出している。
程よい和風である。
私はこれまで黛敏郎をまともに聴いてこなかったと思う。
あの濃いめの風貌がどうしても受け付けなかったのだ(笑)
右翼丸出しの態度も正直気に入らなかった。
政治的方向性は隠すのがエチケットだと思っていたからだ。
そんな黛敏郎も故人となり、風貌もその態度も気にならなくなった。
今、改めてその音楽を聴いてみる。
世評通りの極めて優れた作曲家であることを認識した。
故人になってようやくわかるとは、私も鈍いものである。
黛 敏郎:無伴奏チェロのための「BUNRAKU」 vc. 堤 剛:Tsutsumi, Tsuyoshi