これは1週間ほど前のことである。
風疹の抗体検査の結果を聞きに行くことにした。
その日は検査から6日しか経っていない。
「だいたい一週間後に」とのことだったが、おそらく結果は既に医院に着いているだろうと読んだのだ。
医院に到着した。
受付で用件を話す。
結果は着いているようだった。
珍しく(笑)読み的中である。
私は番号を教えられ待合室の椅子に座った。
椅子は待つ人でほぼ埋まっている。
この医院は繁盛しているようだ。
コロナ禍で受診控えが起き受診者が減っている、というニュースもあるが、ここでは当てはまらないようだ。
(何か寒いな)
そう思い辺りを見ると、窓ガラスが少し開けてある。
あぁ、換気か。
この時期くらいまでは何とかなるが、この先、冬はどうなるのだろうか?
まぁ、私が心配しても仕方ないのでこの件から意識を離す。
「16番のフジヤさん、16番ということでちょっと遅くなりますが良いですか?」
受付の人がカウンターの外に出てきてそう言った。
う~ん、今そう言われても「じゃぁ今日は止めておきます」とは言えんだろう。
私は「良いですよ」と答えた。
医院側としては、親切に予め声を掛け選択肢を与えるということか?
医院のマナーはよくわからないなぁ。
待つのか。
まぁ、午前中を越えることはなかろう。
ぼんやり座って待つとしよう。
~続く~