不二家憩希のブログ

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風疹の抗体検査を受けた。その③

 私はI医院で検査を受けることにした。

 I医院には大きな不満は無い。

 医師や看護師の受診者に対する態度は、丁寧で上品である。

 医院も綺麗に整えられている。

 唯一の不満は検査結果を再度医院に来て医師から説明を受けるということだけである。

 私はI医院に向けて自宅を出た。

 コロナ禍以降、医療関連の施設に行くのはこれが初めてである。

 コロナ感染を怖れて受診者数が全国で減少しているとの報もあるが、本当はどうなのだろう?

 医院に着いて、受付に所定の関係書類を出して検査の申し込みをした。

 「書類が足りませんね」

 えぇ、そうなんですか?

 「この上の部分が切り取られて無いんですよ。これを持ってきてください」

 えぇ、そうなんですか。

 厚紙の書類にミシン目があったので(この部分は要らないな。ここで切れということだろうな)と判断し家に置いてきたのだ。

 紛らわしい箇所にミシン目なんか付けるなよ。

 私は内心そう思いつつ家に引き返した。

 その足りない部分がないと検査は受けられないと言われれば従うしかない。

 書類の残りを持って再度医院に向かう。

 受付に書類を出し、待合所の椅子に座った。

 見渡すと受診者数は、特に少ないようではない。

 だが、多くもない。

 微減と言ったところか。

 受診を控える動きは、この医院でも起きているようだ。

 テレビが下らないニュースショーをやっている。

 あぁ、苦痛だ。

 タレントが薄っぺらいコメントを連発している。

 こうしたテレビを見ると、脳が侵されるような気がしてくる。

 私はこの待ち時間が嫌なのだろう。

 テレビは10分間観れば10分間分馬鹿になる。

 それを取り戻すのに何分もかかる。

 ~続く~