不二家憩希のブログ

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特定健診に行った。2020 その③

 「定員は80名で、それ以上だと断ることがある」

 これは読み手の気持ちを微妙に刺激する。

 「断る」ではなく「断ることがある」である。

 主催者の判断により断るかもしれないし、断らないかもしれない。

 主催者の裁量に委ねられている。

 主催者の力の誇示である。

 これを読めば受診希望者は(では、早めに会場に着いて並ぼう」という気持ちになる。

 「断る」と最初から言い切ってしまうのとは効果が違う。

 言い切られてしまうと(あぁ、行ってもどうせ駄目だ)と思ってしまう人が一定以上いるからだ。

 断るかもしれないし、そうならないかもしれない。

 曖昧な表現である。

 だが、これが動員に効果を及ぼしている。

 主催者には、そんな意図はないかもしれないが、うまい手である。

 実際、昨年までは会場に受診開始の3時間以上前から並ぶ人もいた。

 アホかと思われるかもしれないが、そういう人が毎年何人もいた。

 今年は、コロナ禍である。

 昨年までの慣行に変化はあるのか?

 どうなるのだろうか?

 私は(コロナで受診を避ける人がいるだろうから、全体の人数は減る。だが、影響を受けない人もいる)、(受診開始10分前の13時20分くらいに会場に着けば良いだろう)

 私はそう思った。

 

 ~続く~