おそらく多くの方は、ご自分が将来、喪主になった時のことに思いを巡らす
ことは無いと思われる。
”縁起でもない”からであろう。
”そんなことを平時から考えたくもない”のであろう。
当然とも言える。
だが、私の過去の喪主の体験から、少し役に立つ情報を記しておこうと思う。
喪主は誰がやるのか?
これは自分で名乗り出るものではないらしい。
葬祭業者の担当者が指名することが慣行としてあるらしい。(少なくとも当
地では)
「誰が喪主をやるのか?」といったことで、ゴチャゴチャ揉めるのも時間の
ロスなので業者が一方的に決めてしまうものと推測される。
指名されれば、断るわけにはいかない。
嫌でもやらなくてはならない。
業者はかなり毅然とした態度(偉そうとも言える)で高圧的に指名してくる。
「喪主も業者さんがやってください」
そう言いたくなるかも知れないが、それは出来ない。
多くの場合、故人の第一子が喪主となのが原則のようだ。
或いは、故人の配偶者が喪主となる場合もあるようだ。
故人が没する際のゴタゴタや疲労から未だ回復していない状態で、喪主にさ
れてしまう。
喪主になることは、一生の間にそう何回もあることではない(とされる)の
で、ここは忍耐で乗り切るしか無い。
~続く~