今年もあと数日になっていた。
このままズルズルと温水洗浄便座の電源を入れたままにしておくのも、どう
なのか?
年末の作業の一環として停止作業に取り掛かることにした。
温水洗浄便座は電気製品であるが、水を使う。
水道と直結している。
機械内や接続ホース内の水を抜かなければならない。
私はこれが面倒だったのだ。
コンセントを抜けば済むというものではないのだ。
作業前に説明書を広げて置いておく。
私はこうした作業は実に疎い。
成人男子としては最低レベルの能力しか無い。
普通の男性なら説明書を一通り読んだだけで頭に入るであろう。
だが、私はそうはいかない。
読んでも頭に入らない。
機械の基本的な理解が出来ておらず、表面的な手順をなぞるだけである。
水を受ける器を用意する。
そして作業開始である。
止水栓をマイナスドライバーで回して止める。
私はいつものドライバーを使った。
動かない。
えぇ~、困ったなぁ。
ドライバーのサイズが小さいのか?
私は一回り大きいサイズのドライバーを持ってきて回す。
これでも動かない。
ドライバーでなく10円硬貨で回すのか?
そう思って10円硬貨でやってみる。
動かない。
もうドライバーがないなぁ。
私は念の為工具箱をひっくり返す。
さらに大きいサイズのドライバーがあった。
私はそれを使って回す。
動いた。
あぁ~良かった。
次にタンク内の水を抜きホース内の水を抜く。
なんだ。
やってみると簡単だな。
これなら、もっと早くやっておけばよかった。
最後にコンセントを抜く。
これで終わりである。
いつまでも先延ばしにせずにやっていれば良かったなぁ。
まぁ私はいつもこんな調子である。
その後、再度止水栓を元の位置に戻した。
今後は温水洗浄便座はただの便座として使い続ける。
まだ当分使えそうである。
これからもよろしくお願いします。