トイレの温水洗浄便座を停止させる作業をした。
この温水洗浄便座は数ヶ月前に不具合を起こしていた。
すぐに修理するか新しいものと取り替えようとした。
だが、私は考えた。
(本当に温水洗浄便座は必要なのだろうか?)
温水洗浄便座は日本のTOTOが発明した機械である。
その後INAX等が追従し日本における普及率は高い。
だが、明らかにマイナス点もある。
世界において普及しているのはほぼ日本だけと言われている。
それは世界の水の多くが硬水で温水洗浄便座に適していないから、と
されている。
本当にそれだけの理由だろうか?
何だか疑わしいなぁ。
私は温水洗浄便座を使わない生活を始めてみた。
正確には温水洗浄機能を使わない、である。
便座そのものは不具合はないので、そのまま使い続ける。
最初の数日は不便を感じたが、すぐに使わない生活に慣れてしまった。
これは意外であった。
事前の想定では慣れるまでに、それなりの忍耐が必要かも?と考えて
いた。
だが、無くても普通にやっていける。
むしろプラスの点の方が大きいではないか。
あって当たり前のものが無くなっても、その後も当たり前ん生活が出
来る。
これは大きな発見だった。
私はそのままの暮らしを続けたのだった。
~続く~