朝、我が家の家の前でお隣のNさんの奥さんと違う並びに一軒
おいたTSさんの奥さんがおしゃべりをしているのが聞こえてき
た。
Nさんが燃えるゴミを搬出し終えて帰ってくる時に、TSさん
が捕まえておしゃべりがスタート、Nさんはおしゃべりを切り
上げたいが、Nさんにくっついて歩きながらおしゃべりは継続、
結局我が家の前で一時停止しておしゃべりをするという展開の
ようだ。
TSさんは、おしゃべり好きだからなぁ。
一旦話し始めたら簡単には解放してくれそうにない。
話題は迫りくる台風のことから庭に植えている植物について
までである。
話の内容を立ち聞きするつもりはないが、聞こえてきてしま
う。
実のある話はひとつもないし、「それを今話すことか?」と
いうようなことばかりなのだが、まあそれがおばちゃん属の習
性だから仕方あるまい。
話題が我家の庭に生えている植物についてになった。
Nさんが解説を始めた。
まぁ、概ね正しいことを言っているなぁ。
それにしてもよく知っているな。
話し口調も、確信・断定調である。
今回の話の内容は合っているから良いが、そうでなくてもこ
の人はこういう話し方をするんだろうなぁ。
又聞きでも言い切ってしまう。
どうして、それが出来るのか不思議である。
それを聞いた別の人が100%信じて別の人に話していく。
こうして噂話は広まっていくのであろう。
私も立ち聞きしているだけでは、どうかと思い庭に出た。
TSさんとNさんのおしゃべりに加わった。
そうは言っても大したことは言えない。
まぁ、こういうコミュニケーションも無視はできない。
普通に愛想を振りまいておくことも大事である。
おしゃべりは私が加わると、程なく終わった。
やはり、年代が違う男が入るとリズムが壊れるのかもしれない。
女性はいつもこんなことをしているんだなぁ。
私にはちょっとできそうにない。
否、やれば出来るか?