ない。
戦前までは、水に対する利権で各所で争いがあった。
水争いである。
水がないので農作物が育てられない。
「不毛の土地」と評された。
それも少しずつ改善されていった。
用水や用水路、ダムが造られた。
そして、今日では水が豊富な地域となった。
かつていろいろと争いがあったことが信じられない。
などと偉そうに書いている私も水争いの時代を体験して
いるわけではない。
そうした歴史がある、ということを学校で教えられて知っ
ているだけである。
教えられて、きっちり理解し記憶していればまだしも、部
分的に理解が曖昧で抜け落ちている記憶も多数ある。
水に不自由していないので意識に上らないのであろう。
呑気なものである。
水の有り難みがよくわかっていない。
これはよろしくない。
この地球上でこれほど水意識が希薄な地域は、稀では
なかろうか?
大いに反省したい。