ありますのでご了承ください”
この文言はくせものである。
”場合があります”とある。
「80名を超えたら必ず断る」とは言っていない。
あくまで”場合がある”なのである。
断ることを匂わせつつも言い切ってはいない。
状況により判断は会場側が行う、と決定権をちらつか
せる。
おそらく注射針等健診に必要な物資を80人きっかりし
か用意していないわけではなかろう。
90名分あるいは100名分の用意があるのではなかろ
うか。
「ハイ、80名になりました。次の方はお帰りください」と
いうことはしないだろう。
そんなことをすれば、その場で揉めるだろう。
「数人分の余裕を見て用意していないのか!」か、と詰
め寄られそうだ。
または、後刻市役所にクレームが行くであろう。
そうなると面倒である。
そうした事態を予め避けるための文言なのであろうか?
否、そんなことまで考えてはいないのか?
だが、この文言は一定以上の効果を発揮しているので
はなかろうか?
へそ曲がりな私でも少しは影響されたかもしれない。
~続く~