不二家憩希のブログ

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蘇民将来の神社に行った。その⑯

 次に私は向かって右端の蘇民将来の拝殿に移った。
 私はこれをこの日の参拝のメインと考えている。
 蘇民将来を祀っている神社は、近隣には無い。
 当地としてはとても珍しい存在である。
 そのため参拝にも気持ちが入りやすい。
 何か不純な理由のようにも思えるが、そう思ってしま
うのだから仕方ない。
 ここは特に神気が漂っている。
 拝殿の中に人が座っていて、こちらを見ているような
錯覚を覚える。
 否、これは錯覚ではないのかもしれない。
 拝殿の奥から視線を感じるのだ。
 ”ここには確かに神霊が鎮座しておられる”と体感で
きる。
 これはどなたが参拝してもそう感じるであろう。
 そのような予備知識を持たずに参拝しても、すぐに気
がつくであろう。
 神気があともう少しで肉眼で見えそうなほどなのだ。
 同様のことはこの神社に祀っている素盞嗚命の拝殿
でも感じる。
 この神社は特別なのだ。
 特別でありながら、世間的には地元の方々以外には
殆ど知られていない。
 一種の穴場的存在と言えるかもしれない。

 ~続く~