不二家憩希のブログ

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蘇民将来の神社に行った。その⑰

 私は蘇民将来についてよく知らない。
 だが、ここの神社には大いに惹かれる。
 何しろ拝殿の奥から視線を感じる神社である。
 この感覚は他ではまず味わえない。
 祀られている存在について無知でも参拝したくなると
いうものである
  そして最後はこの神社の主である素戔嗚尊の拝殿に
移る。
 この素戔嗚尊についても私は相変わらず無知である。
 「もっと勉強してから来い」と叱られそうである。
 ズボラにして不勉強の私にすれば、参拝しただけでも
マシと大目に見ていただきたいところである。
 素盞嗚命は日本神話の中では非主流派でありながら、
その力は強大であるとされる。
 無視したいが無視できない、といったところであろか。
 この素盞嗚命の拝殿の賽銭箱の右前には、お祭りの
役員らしき男女3人が座っている。
 何の用事で座っているのだろうか。
 楽しそうに話をしている。
 そこへ70歳位の男性が近づいてきた。
 「俺にも酒をくれ!」
 すでに出来上がっているのか、態度が乱暴である。
 役員の男性は、お酒を出してくれる場所を教えている
ようだが、コニュニケーションが取れていない。
 優しく諭すような話し方なのだが、70男が状況を理解
できないようだ。
 「もういい!自分で行く」と逆ギレ気味に70男は教えら
れた方向に歩き始めた。
 こういう人が出現するから、お祭りは大変だなぁ。

 ~続く~