れてきた。
その歌では意味はわからずじまいで終わった。
悲しみに意味はあるのか?
ある。
悲しみも罰ゲームであり、厄落としである。
悲しみを体験し消化することにより、人は軽くなる。
地面に縛り付けられている私達の魂は、より軽くなる。
誰しも悲しみには遭いたくない。
出来ることなら避けたい。
だが、それは出来ない。
少し和らげることまでなら何とかなる。
程度の軽減化である。
それには方法がある。
しかし、完全に無くすことは出来ない。
ゼロにはならない。
罰ゲームは課せられる。
厄は落とされなければならない。
それが、この地球に生まれてきた者の宿命なのだ。
逃れることは不可能なのだ。