不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

肉体は宇宙服である。

 肉体は、宇宙服である。
 あの世からこの世に生まれるにあたり、魂はそのままで
は生きることできない。
 この世はただならぬ世界である。
 もとより繊細な質を持つ魂は動けないのである。
 何か防御するものが要るのである。
 そこで肉体が用意される。
 魂はその肉体に詰め込まれる。
 これが人の誕生である。
 宇宙服である肉体は、最初の20年から25年位までは新
鮮さを保っている。
 常に活気に満ちている。
 だが、その時期を過ぎると宇宙服は徐々に衰えてくる。
 保守・点検が必要になってくる。
 現在の地球においては、この宇宙服は概ね80年から100
年程度の使用が可能と押されている。
 それを過ぎると、宇宙服は機能を止める。
 これが、人の死である。
 魂は再び舞い上がり、あの世に戻っていく。
 人は、これを繰り返す。
 しかし、それを忘れてしまうのである。