不二家憩希のブログ

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暗視能力があったとは。その④

 暗視能力があった日本人とは、黒住宗忠師である。
 宗忠師は1780年岡山に生まれ1850年に没した宗教
家である。
 教派神道の一派、黒住教の開祖である。
 数多くの奇跡を起こし死人を生き返らせたこともある。
 宗忠師をイエス・キリストと同等の聖者とみなす研究者も
多い。
 絶大なカリスマ性を持つ巨人であったが、そのキャラク
ーは極めて親しみやすく面白おじさん的な愉快で陽気な人
だった
 以下のような記録が残っている。
 夜中闇処にても書物など御見分け遊ばし、闇夜に提灯な
くとも、御 歩行遊ばすに、聊も見え玉わぬ事なき有様など、
見聞の人々、不審におもい、御尋ね申し上げ候得ば宗忠尊
師宣う様
「何も別に仔細無し、日々御蔭を蒙り、幽明 界へ通う事を得
たる故、夜光の玉を得たり」
と仰せられて、御笑い遊ばされしとなん。』(夜光の玉、闇夜
でも見通す力) 誠勤徳顕録p133本多応之助著
 宗忠師であればどのような奇跡を起こしたとしても、驚くこ
とはない。
 宗忠師は、人と言うより神の一部と言える存在だからである。
 さすがとしか言いようがない。

 ~続く~