不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

また雨宿り。

 私は食力品の買い出しに出かけた。
 午前10時半、自転車で自宅を出発する。
 走り始めてすぐに雨粒が顔に当たった。
 空は雨雲が優勢だったが、ところどころ白い雲もある。
 まぁ、お店に到着するまではこんな感じで本格的に降っ
てくることはないだろう。
 1分ほど走ると、雨粒が当たる頻度が増えてきた。
 でも大丈夫だろう。
 ポジティブなのか、思慮が足りないのか?
 私は自転車を走らせる。
 今日の行き先は、いつものスーパーとは違う店だ。
 方向が120度ほど違う。
 雨粒は突然、本降りとなった。
 何だ?
 この予告があるのか無いのかわからない展開は?
 走りながらどこか雨宿りができそうな場所を探す。
 住宅が並ぶ通りの一軒のガレージの下に入らせてもらう。
 雨は大降りになった。
 2分ほどで滝のような雨になった。
 斜め向かいに畑がある。
 そこでは雨の中、男性が農作業をしている。
 畑の規模からすると、家庭菜園だろう。
 こんな雨でも作業をするのか。
 私は雨宿りを続ける。
 時計を見る。
 30分が経った。
 雨は止みそうにない。
 永遠に降り続けそうな勢いである。
 真っ黒な雲に覆われ午前中とは思えない暗さである。
 50分経った。
 雨脚が少し弱くなった。
 1時間経った。
 まだ降ってはいるが、これくらいならそれほど濡れない
だろう。
 私は自転車を発進させる。
 雲の隙間に青空が見えるようになった。
 今回は、雨宿りをし続けることができた。
 先日の教訓が生かされたようだ。
 1時間の雨宿りは私の最長記録となった。