よる総括に移った。
この日配布された今年度に行われた行事が載ったプ
リントを見ていく。
会長さんは一つ一つの行事にコメントをしていく。
大きなトラブルもなく、どの行事も終えることが出来た。
私たちに知らされていない細かい問題はあったかもし
れないが、「どうにも困った」という事態は起きなかった。
これも会長さんや町内三役ら執行部の皆さんの配慮
ある行動によるものであろう。
私のような者は、そうした予め定められたラインに沿っ
て業務を遂行してきただけである。
以上で反省会のプログラムは終わりである。
会長さんが閉会を宣言した。
場内の空気が緩む感じがした。
役員が立ち上がりバックヤードからアルコールや飲み
物類を運び込む。
ビールを紙コップに注いでいく。
私は普段はアルコールは一滴も飲まないが、こういっ
た場では形だけ飲む。
「私は飲めません。飲みません。ジュースかウーロン
茶にして下さい」と言うのが面倒くさいからである。
また現時点で自分にどの程度のアルコール耐性があ
るのかを知りたいという希望もある。
と言っても、たくさん飲むつもりは一切ない。
せいぜい飲んで200ccほどである。
そして、会が進行した時点で、ジュースかウーロン茶
にスイッチをするのである。