不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

七五三参加の勧誘。

 私は帰ってきた回覧板を開いた。
 今回の回覧では、近日行われる氏神様での七五三の案
内が入っていた。
 参加を希望するお宅は案内用紙に名前等を記入するこ
とになっている。
 それを見て班長の私が参加費を集金し、町内会の区長
に持っていき、さらに七五三担当者に持っていくのであ
る。
 さて、参加者はあるのかな?
 用紙を見る。
 白紙である。
 ということは当班からは参加者はゼロということか。
 この氏神様での七五三は参加は完全な自由である。
 該当するお子さんがいるお宅でもパスしても良い。
 だが、氏神様としては貴重な現金収入の機会なので、参
加者集めに熱心である。
 厳密に言えばその勧誘を町内会を通じて行うことの是非
もあるのだろうが、それを言い出す人もいない。
 この前区長さんが来られた際に「参加希望者がいなかっ
た場合は、どうしますか?」と私は尋ねておいた。
 「参加者ゼロなら何も言ってこなくて結構ですよ」とのこと
だった。
 前回私が班長を担当した年も参加者は無かった。
 それで何も言わなかったら氏神様の奉賛会の人が我が
家に来られて「出席は無いのか?」と確認に来た。
 あぁ、わざわざ来るくらいなら自分たちで該当するお宅を
予め調べて1軒ずつ宅訪すれば良いのである。
 少子化の昨今、大した戸数ではなかろう。
 そういう手間をかけず、あるいは体裁のためか、一連の
業務を班長、区長に丸投げしする
 こういった姿勢が社会における宗教離れの一因になって
いるのではなかろうか? 
 呆れさせてくれる。