不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

青さからの脱却。

  私は、これまでの人生の大部分において「青い」と
言われてきた。
 そう面と向かって口に出して指摘した人は少数で、実
は大半の人が(あいつは青い)と思っていたかもしれな
い。
 私のどこが青かったのか?
 自覚は少なからずあった。
 私は、自分が心から思っていることのみを態度に反映
させてきた。
 常に心中と態度を一致させてきたのだ。
 いつでも本音だったのだ。
 逆に言えば、思ってもないことを態度に表すことはしな
かった。
 しないと言うより、できなかったのだ。
 そうした能力がなかったのだ。
 常に本音ということは、良いこともあるかもしれないが、
弊害も多い。
 かなりの損をしてきたのかもしれない。
 やがて(これではダメだ)と思うようになった。
 社交上の「嘘の態度」を取ることも必要なのだと思うよ
うになった。
 それからは、本音とは違う社交場の円滑さを損なわな
い態度がとれるようになった。
 こちらの方が楽である。
 余計なエネルギーを消費しなくとも良い。
 あぁ、こんなことに気がつくまで何十年もかかってしま
った。
 まぁ、それも人生である。