無料動画サイトGYAO!で「シャーロックホームズの冒
険」が配信されている。
ホームズものドラマとしては最高峰の英国グラナダ
テレビ版である。
主演のホームズはジェレミー・ブレット、ワトソンはデ
ビッド・バークである。
私は、このドラマシリーズはテレビ放送時を含めこれ
までも何回も観ているが、配信が始まるとまた観てしま
う。
ファンというものはそういうものなのだろう。
昨日観たのは、第5話「まがった男」だった。
当ブログではネタバレを避けるために、その内容の詳
細については記さない。
この「まがった男」は、シリーズ中でも屈指の出来栄え
の作品だと思う。
英国軍連隊からの捜査依頼を受けホームズとワトソン
は連隊駐屯地に向かう。
元軍医のワトソンは、駐屯地の中を誇らしげに歩く。
ワトソンにとって元軍医という経歴は、アイデンティティ
の中核なのだ。
一方ホームズは、ワトソンの後を嫌々ながらついていく。
ホームズは、上から物を申してくる権威には、反発する
傾向がある。
この対比は面白い。
ホームズは、被疑者を見つけ出し、説明を聞く。
このシーンが、このドラマのハイライトである。
大掛かりなロケを行って撮られたであろう場面の迫力は、
テレビドラマの域を超え劇場映画並みである。
そして、終盤での事件現場シーンの映像も素晴らしい。
映像でなければ表現できないであろうインパクトがある。
俳優陣の演技も素晴らしい。
6月12日までの配信なので、よろしかったらご覧ください。
