NHK-FM「世界の快適音楽セレクション」を聴く。
楽ジャンルからその回ごとのテーマに沿って選曲さ
れた古今の曲が紹介される。(以下敬称略9
私はこの番組を毎週とても楽しみにしている。
今回のテーマは「持ち上げる音楽」だった。
トークが、カラス天狗の話題になった。
三上は「カラス天狗は可愛いので好き」と語る。
松村は「カラス天狗は怖い」と応える。
どうもあの容貌が受け付けないようだ。
だが、松村はこうも言う。
「カラス天狗を飼っている人がいたりして」
カラス天狗を飼う?!
この発言には三上もかなり驚いたようだ。
何という発想だ。
カラス天狗は神仏の使い、代理、あるいは神仏自
身である。
松村もそうしたことは、把握しているようだ。
そして、そのカラス天狗を飼うとは。
普通の人は、そんなこと思いもつかない。
これぞチチ松村である。
突拍子もないことを、穏やかに語る。
びっくりである。
それを何とか穏便に済ませようと、本気で焦る三上
の対応も面白い。
世間では、この番組がどれくらい知られているか
わからない。
だが、この番組は本当に面白い。
長く続くことを希望している。