不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

心理面について語り始めるということは。

 私は女子サッカー・ワールドカップ決勝対米国戦の
実況をラジオで聞いていた。
 那須の予言インコ・オリビアちゃんによると「優勝」と
のご託宣だった。
 これは楽しみだな。
 試合開始前、実況アナウンサーと解説者が試合の
展開を予想し対策を語り合っている。
 今日のラジオ解説は早野宏史氏だった。(以下敬称略)
 解説者の早野は事前の盛り上がりとは距離をおき
「絶対勝てる」的な安易なことは一切言わない。
 それどころか幾分悲観的なニュアンスが感じられた。
 対戦相手の米国は、ここまで大会1失点で勝ち上が
ってきている。
 「1点が大きな意味を持つ」と語っている。
 試合が始まった。
 さて、どうなるか?
 開始から3分、米国は右コーナーキックからロイド選手
が先制の1点を入れた。
 えぇ! 
 もう1点!?
 5分には、またしてもロイドがもう一点入れた。
 米国相手に序盤での2点差は、決定的である。
 あぁ、もう駄目だ。
 解説者は、試合中の気持ちの持ち方についてのコメ
ントを連発し始めた。
 こうした解説において、解説者は勝っている時には、
身体面や戦略・戦術面について多く語る。
 負けてくると、それが心理的な話題満載に変わる。
 解説者がことさら心理面について語りだしたら、打つ
手は無しということである。
 私はラジオのチャンネルを変えた。
 聞くに忍びないからである。
 その後日本は2点を返したものの、計5点を失った。
 残念である。
 オリビアちゃんの予言も外れてしまった。
 また、なでしこの皆さんには4年後にがんばって頂き
たい。
 お疲れ様でした。