日本にはマスクプレイミュージカルという日本発
祥のショーがある。
いわゆるぬいぐるみ、着ぐるみを着て演じられる
舞台ショーである。
その殆どが子ども向けで、童話やアニメを題材に
制作されている。
体はほぼ普通の人間サイズの扮装をしており、
頭部をすっぽり覆う形のマスクをかぶっている。
したがって、頭部が大きくなる。
それでも、全体のバランスに違和感は感じない。
元々童話の挿絵やアニメのキャラクターは、頭部
がデフォルメされ、かなり大きめに描かれているから
である。
舞台ではそれらの人気キャラクターが、活躍する
ショーは子供たちに大変人気がある。
先日行われたドラえもんショーであるハプニングが
起こった。
4:00過ぎと21:00過ぎをご注目いただきたい。
いかがだっただろうか。
4:00過ぎのジャイアンに訪れた突然の悲劇は衝撃
的である。
これには吹き出してしまった。
何回見ても笑える。
21:00過ぎのケーキの場面も、くすっとさせられる。
のびたが何とかしようと必死になっているのが伺える。
だが、無理だと判断したのか何もなかったかのよう
に、話に乗って動きを変えていくところも笑える。
ショーは、あらかじめテレビアニメで声を充てている声
優による音声が用意されており、ショーはその音声に
沿って進められていく形となっている。
したがって、突然のハプニングがあってもショーは進
んでいってしまう。
大いに笑えると同時に、ハプニングに負けず懸命に
ショーを成立させようとしている出演者の姿勢に感銘も
受ける。
実に面白い映像である。