れた。
高山市の伊太祁曽(いたきそ)神社では、毎年1月15
日前後のこの時期に、その年の吉凶を祭神に仰いでい
る。
これは「管粥神事(くだがいしんじ)」による御託宣によ
り下される。
管粥神事とは小豆や大豆を加えたものに約6センチの
麻の茎を入れ粥を炊く。
麻の茎は、中が空洞、つまり筒状になっている。
粥が炊きあがると、麻の茎を取り出す。
茎の中には粥が入り込んでいる。
粥の入り具合により吉凶を判断する。
茎の中に小豆などが多く入るほど吉とされる。
茎一本につき、あらかじめひとつの託宣を設定し読み取る仕組みである。
茎を慎重に小刀で切り開く。
茎を慎重に小刀で切り開く。
そして粥の量を厳密に調べていく。
一連の神事を担当する氏子は烏帽子に浄衣で威儀を
正している。
私は毎年これを注視している。
驚くほど的中率が高いからである。
昨年は、ソチ・オリンピックでの日本女子フィギュア陣の
不調を的中させた。
「浅田真央が金メダルを獲るか?!」と日本中で騒がれて
いた同じ頃に、浅田の不調を予言しメダル獲得の可能性が
極めて低いことを示したのだった。
今年は雪が多少多く、台風に注意、とのことだ。
えぇ~台風に注意ですか!
また来るのか?
赤丸直撃は、もうこりごりだ。
だが、そういう神託が降りているのならそうも言ってはいられ
ない。
気をつけていた方が良さそうだ。