不二家憩希のブログ

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チャーリー・ヘイデン氏、ご逝去。その①

 偉大なジャズ・ベーシスト・チャーリー・ヘイデン
がお亡くなりになった。(以下敬称略)
 ここ数年は幼少時に患っていたポリオに由来する
ポリオ後症候群に苦しんでいた。
 ヘイデンは、子供の頃にポリオにかかり、大変苦
労した。
 顔面やのどの神経が弱り話すことも難しいほどに
なっていたこともある。
 こうしたことはヘイデンが亡くなり、一連の訃報に
よってはじめて私は知った。
 私は長年のヘイデンのファンであるが、こうした持
病については何も知らなかった。
 一般に生前は病については語られないものである
し、インタビュアーも尋ねることはまずない。
 ヘイデンは音楽一家の生まれである。
 ヘイデン家は、代々カントリーミュージックのプロ・ミ
ュージシャンによって構成されていた。
 米国カントリー音楽が家業だった。
 ヘイデン・ファミリーは、1930年代から40年代にラジ
オ番組を持っていた。
 チャーリー・ヘイデンは、その頃は子供だったが、既
に人気者だった。
 「カウボーイ・チャーリー」の愛称で知られるヨーデル
名人の子供スターだった。
 ヘイデンは、ジャズミュージシャンになる前から売れ
っ子だったのだ。
 無口そうなヘイデンがちびっこ歌手だったとは、ちょっ
と意外である。
 だが、15歳の時にポリオにかかってしまった。
 ヘイデンはカントリー歌手からやむなく引退をすること
になった。
 それより1年前の1951年ヘイデン14歳の頃に、病気
共に大きな転機が訪れる。
 ヘイデンはジャズ・アット・ザ・フィルハーモニックの演
奏旅行でやって来たチャーリー・パーカーの公演を聞い
たのだ。
 これはヘイデンにとって衝撃的なことだった。
 カントリーミュージック一本だったヘイデンの音楽生活
が変貌した。
 突如ジャズに切り替わったのだ。
 
 ~続く~
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 子供カントリー・ヨーデル歌手の頃のヘイデン