キャサリン・ラッセルを聞いた。

　深夜、目が覚めたのでラジオをつけた。

　早く床に就いて眠り、一眠りしてからラジオを聞く、

いつものパターンである。

　ちなみに目が覚めなければ、そのまま朝まで眠っ

たままである。

　やっていたのはNHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」だ

った。

　この日の特集は、松本英彦だったが、それはもう

終わってしまったようだ。

　番組DJの児山氏が選曲した曲のコーナーになっ

ていた。

　フレッド・ハーシュのピアノ・トリオか。

　なかなか良いな。

　次に紹介されたのはキャサリン・ラッセルだった。

　キャサリン・ラッセル！

　この番組で聞けるとは思ってもみなかった。

　この人はジャズ・ヴォーカリストであるが、ブルース

方面にも軸足を置いており、ジャズ一本槍という人で

はないからだ。

　それに、活動歴は長いが、今までそれほど知られ

ていない人でもある。

　かかった曲は「I LET A SONG GO OUT OF MY

HEART」だった。

　う～ん、うまいなぁ。

　現役最高峰レベルだろう。

　キャサリン・ラッセルを取り上げるとは、さすが児山

さんである。

　こんな実力者が、いまだに大スターになれていない

のである。

　ジャズ界は実に厳しい世界だと思う。

　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　「水辺にたたずみ」