不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

転落回避と厄落し

 私は2階にいた。
 出かけようと思い着替えを始める。
 着替え場所の真横には下に続く階段がある。
 私はいつもその場所で着替えをしている。
 その場所が機能的に一番便利なのだ。
 私はそこに立っていてズボンをはこうと足を通そう
とする。
 その時、どうしたはずみか、足がズボンに引っか
かった。
 バランスが崩れる。
 私はよろめいた。
 ここで倒れると階段に落ちてしまう。
 私は咄嗟に左手で柱を掴み重心をとった。
 あぁ~、危ないところだった。
 おそらく倒れてもしりもち程度で階段を転げ落ちる
ことはなかったと思う。
 だが、その可能性もあった。
 見ると左足がズボンと擦れて赤くなっている。
 やはり、バランスをとるためにかなりの負荷がかか
ったようだ。
 良し良し。
 これで厄が落ちた。
 私はこういう時に大きな幸運を感じる。
 私は着替えを済ませて家を出た。
 五月晴れの空の下、自転車を走らせた。