昨年も日本ではいろいろあった。
そんな中で私が最も(何だそりゃぁ?)と思ったこと、
それは年末の政党の合流・合併である。
いくつもの政党が、衆議院選挙直前になって合流の
打診を始めた。
衆議院解散が半ば突発的な状況で行われたことに
も依るのだろうが、あまりにも唐突であった。
日々合流状況は報じられていった。
それらは(えぇ~本当かよぉ~?)というような合流
が殆どだった。
第一報の時点では(まさか一緒にはならないだろう)
と思えるような組み合わせが次々に実現していった。
報道からはドタバタ感も十分伝わってきた。
綿密な打ち合わせ、すり合わせをした様子が見えな
い。
ごく短時間で党の一部の人間が強引に決めてしまっ
たことが容易に推測できた。
(これは現実なのか?)
(何かの大がかりな冗談ではないのか?)
だが、これは実際に起きたことであった。
政治家は政治のプロ、選挙のプロ達である。
それも国政の中心にいた人間、中心を目指している
政治家ばかりである。
選挙の神様と呼ばれた政治家も含まれていた。
そんな彼らが何かに憑かれたように動いた。
彼らは浮かれていたのだろうか?
正気を失っていたのだろうか?
一部始終を見ていた多くの有権者は(こりゃ駄目だ)
と思ったに違いない。
まともな判断力があるようには見えなかった。
開票結果を見て政治家たちは現実に引き戻された。
合併は早々と解消された。
これは選挙だからまだ良かった。
これが戦争とかだったらどうだろう?
泣くのは国民である。