不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

去りゆく長い友。 その⑤

 私の頭髪は長い間”寺尾聰状態”である。
 寺尾聰状態とは、フサフサの濃い頭髪ではなく、
然しながらカツラを用意するほどでもない。
 地面はかろうじて樹木で埋まっており、空き地は
ない。
 より一層脱毛が進みそうではあるが、すんでのと
ころで留まっている頭髪状態を指す。
 勿論、これは私の造語である。
 寺尾聰さんやそのご家族やスタッフの皆様が、こ
の記述をお読みになったらおそらくご立腹されること
だろう。
 大変申し訳ございません。
 お許しください。
 だが、私はもうかなり前からこの造語を使用している。
 その理由はいくつかある。
 一つには形容として用いる例としてあのようなスリ
リングな髪型をした有名人は他には殆ど存在しない
からである。
 進行しそうで、ギリギリのところで持ちこたえている。
 寺尾さんは、かなり若い頃から今の様なあの髪型
である。
 ”ルビーの指輪”といった大ヒット曲を連発していた
時に既にあの髪型だった。
 その当時、寺尾さんは34歳である。
 それ以前のグループサウンズ”ザ・サベージ”時代
から、その兆候は見られる。
 寺尾さんは、元々そういう方なのだろうと思われる。
 私の髪型は、高校生の頃から、この寺尾聰状態だ
った。
 私が、そのように言うと友人は「寺尾聰は、お前と
違ってカッコいい」とよく言われた。
 それはその通りである。
 派手なアクションもこなす日本を代表する演技派俳
優を自分の頭髪の形容に用いるとは、失礼極まりな
いと思う。
 しかし、寺尾聰状態、という表現は最もわかりやす
い形容だと自負している。
 どうか、関係者の皆様、もしお読みになっておられた
らご容赦いただきたいと存じます。
 この寺尾聰状態という形容をつかうもう一つの理由、
それは私は俳優としても、ミュージシャンとしても寺尾
さんの大ファンだからである。
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 ~続く~