不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

”刑事コロンボ”から学んだこと その⑥

 ”刑事コロンボ”から学んだ4つ目のことは、”誰とで
も円滑なコミュニケーションをとる”ということである。
 コロンボ警部は、誰とでもすぐに仲良くなってしまう。
 作品中でコロンボ警部が接するのは犯行と関係あ
る人たちが殆どである。
 相手の方も話しかけて来る男がロスアンゼルス
警察・殺人課の刑事となれば、それなりに身構えそ
うなものである。
 だが、コロンボ警部はそうしたガードを簡単に乗り
越えてしまう。
 会ったばかりの人にでも、もう何年も前から知り合
いだったかのように接することが出来る。
 これは、特技とも言えそうである。
 ”刑事コロンボ”の犯人は羽振りが良く、派手なパ
ティーを開くことが多い。
 自邸の大広間などに大勢の人が集まって来る。
 コロンボ警部が、呼ばれてもいないそのパーティー
に紛れ込み、犯人の部下や周囲の人間と仲良く話
をしていているのを犯人が遠くから苦々しく見ている
シーンは、作品ではお馴染みである。
 探偵・刑事ものの映画やテレビドラマで、コロンボ
警部ほどフレンドリーな人は他にはいないだろう。
 コロンボ警部は捜査の一環としてそうした態度をと
っているのか、それとも元々人懐っこい人柄なのだろ
うか。
 社会で生きていく中で、コロンボ警部のような対人
応対術は、重要だと思う。
 「私は孤高の人なのだ」
 「俺は誰とでも気軽に話せるような安っぽい人間で
はない」
 等とお考えの方もおられるかもしれない。
 しかし、それではつまらないと思う。
 私は出来ることならコロンボ警部のような人との接
し方に、少しでも近づければと思っている。
 だがこれは、なかなか難しいことでもある。
 
 ~続く~