不二家憩希のブログ

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ピーター・フォーク 刑事コロンボへの日々 その56

前の仕事は、テレビ映画だった。
 この年は、”刑事コロンボ”を除けば昨日ご紹介
の”ネーム・オブ・ザ・ゲーム”と本日ご紹介のドラ
マ以外には、フォークの出演作品は無い。
 どうやら既にこの頃には”刑事コロンボ”主演の
話がほぼ内定していたようで、新たなオファーを断
っていたものと推測される。
 放送日は2月26日で、3月1日放送の”刑事コロ
ンボ”のパイロット版の直前である。
 フォークは、このテレビ映画でも主役を演じてい
る。
 1月8日に90分ドラマ”ネーム・オブ・ザ・ゲーム”
の主役、2月26日のこのテレビ映画でも主役、とフ
ォークは、この頃結構なスター俳優となっていたの
である。
 内容は、親友3人組で銀行強盗を決行する、とい
うものでフォークはその銀行強盗役である。
 ”刑事コロンボ”の直前の役が銀行強盗役とは、
ちょっと面白い。
 米国の視聴者は「あっ、先週は銀行強盗をやって
いた人が、今週は警部の役か!」と思ったかもしれ
ない。
 共演は”コンバット!”で日本でもお馴染みのヴィ
ック・モローと元シナトラ一家でケネディ大統領の義
兄でもあるピーター・ローフォードである。
 この3人の素人が銀行強盗を計画し実行に移すま
でを、緊張感あふれるタッチで描いた作品となってい
る。
 音楽は、今や巨匠のジェリー・ゴールドスミスが担
当している。
 この作品の次がいよいよ”刑事コロンボ”である。
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 映画の内容を反映した緊張感と切迫感のあるな
かなか良い曲である。
 
 ~続く~