不二家憩希のブログ

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ピーター・フォーク 刑事コロンボへの日々 その29

 翌1966年、ピーター・フォークは前年の65年9月
にスタートした主演のレギュラー番組”オブライア
ン裁判”の出演中だった。
 俳優、スタッフの健闘も及ばず、この番組は3月
18日に打ち切りとなった。
 やはり裏番組の”0011/ナポレオン・ソロ”に視
聴者を奪われてしまったようだ。
 それでもこの番組は一定以上の人気と評価は
得ており、1967年に映画化されている。
 フォークの次のテレビ出演は9月15日放送の
”Brigadoon ブリガドーン”だった。
 ブリガドーンとはスコットランドの伝説に残る幻
の村である。
 100年に一度、スコットランドの高原に現れる村
ブリガドーンに、ニューヨーカーのトミーとジェフは、
迷い込んでしまった。
 トミーはそこに住む娘フィオナに恋をする。
 一方、ジェフは村に飽きてしまい、トミーに一緒
にニューヨークに帰ろうと説得する。
 トミーはフィオナへの思いを断ちがたいものの、
ジェフと一緒に村を去る・・・。
 主役のトミーを演じるのは歌手で俳優のロバー
ト・グーレである。
 グーレは、グラミー賞トニー賞を受賞しているト
ップエンターテイナーで、映画、舞台に活躍した。
 大変なモテ男で、エルビス・プレスリーと女性を
めぐり三角関係になり、プレスリーはグーレが出て
いたテレビに向けて発砲したこともある。
 フィオナを演じるサリー・アン・ハウズは、映画
”チキチキバンバン”にお姉さん役で出演している。
 フォークは、ジェフの役で、どうみても20代の男
性の役である。
 だが、この年フォークは39歳である。
 髪形も、スッキリとした爽やかなものであり、コロ
ンボ以前の容姿としては最も清潔感があるものと
なっている。
 この作品も丸ごとアップされている。
 テレビCMもそのままアップされており、こうす
れば削除されにくいのかもしれない。
 グーレの歌のうまさは、流石である。
 
 ~続く~