当ブログではイノシシやシカによる獣害を克服し、
それをビジネスに転換しようという試みを時々では
あるが紹介している。
対馬市役所では、市内で捕獲されたイノシシの
有効活用のために男性職員2名を1~2週間イタリ
アのペルージャに視察・研修派遣するそうだ。
イタリアのペルージャ?
サッカーの街?
私はそれくらいしか知らなかったので、ネットで
少し調べてみた。
恵まれた田園風景に囲まれた街である。
この街では、イノシシ、シカ、トナカイ、ウサギと
いった野生の鳥獣を素材とした精肉、ハム、サラ
ミ、ソーセージ類が、市内で普通に売られている
そうだ。
対馬市では、農作物を食い荒らすイノシシを年
間2000~6000頭も捕獲しているそうだ。
2000~6000頭とは、大変な数である。
対馬市役所では、捕獲したイノシシの有効活用
の道を探っており、昨年から福岡市の靴製造業者
やイタリア料理店と商品化への協議を進めてきた
そうだ。
今回のイタリア・ペルージャへの職員派遣は、
その一環で皮革加工所や生ハム工場を視察し技
術研修を受ける予定だそうだ。
それにしても年間2000~6000頭もイノシシを捕
獲しているとは驚きである。
桁がひとつ違うのではないか、と思えるほどであ
る。
どうやって捕まえているのだろうか?
イノシシはそう簡単に捕まえることができる生き
物ではない。
牙があり、巨体なのに動きは早くその突進力は
破壊力十分で脅威である。
捕獲罠で捕まえているのか、それとも猟銃で撃
っているのか?
その当たりにも大いに気になるところである。