不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

”資源ゴミ”という言葉。

 今日は木曜日なので当町内では資源ゴミ搬出
の日である。
 資源ゴミとは、何だか面白い日本語である。
”資源になるゴミ”ということで何も変なことはない!
ということなのかもしれない。
 だが、ゴミと資源とは本来なら相いれないものである。
 ゴミは要らないもの、一方資源は必要なもの、特
に日本においては常時不足の状態にあるものである。
 それを言葉として合体させているのである。
「そうじゃなくて、今現在はゴミだけれど、加工処理す
れば資源として再利用出来る、ということだ!」
 そんな声が聞こえてきそうである。
 なるほど、その通りである。
 それなら、”再資源化可能ゴミ”とでもしたらどうだろ
うか?
 だが、それでも最後にゴミと付いてしまう。
 ”再資源化可能廃棄物”
 これではゴミを難しい漢字にしただけだ。
「ゴミは、”護美”って漢字で書いたりしますよ」
 そんな意見もありそうだ。
 そう言えば「美を護る」という当て字で護美と書かれた
のを見たことがある。
 となると、”資源護美”か。
 何だか人の名前のようだ。
 それに字面として実際にありそうで怖い
 さて、どう呼べば良いのだろうか?
 いろいろ考えてみたが、適当な言葉が思い浮かばない。
 やはり、最終的には”資源ゴミ”に行き着いてしまう。
 将来的には再び資源となるにしても、一旦はゴミ扱いさ
れる運命は免れないということなのだろう。
 私は今朝は段ボールと要らなくなった紙、そして酢のビ
ンを出してきた。
 これらが、生まれ変わりいつの日か私たちの元に戻っ
てくるのだろう。
 これも一種の輪廻転生である。