不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ドリトスを持ち去るカモメ。

 先日、こんなビデオが紹介されていた。
 これは英国BBCで放送されたもので、カモメが
お店からスナック菓子を持って行ってしまう一部始
終が撮影されている。
 一羽のカモメがお店に歩いて入る。
 なかなか堂々とした態度である。
 そして迷わず左手にある商品棚に向かう。
 そこに目当ての品が置いてあることを予め知って
いるようだ。
 カモメは棚の一番下にあるスナック菓子を一瞥す
る。
 品を探しているのか、もしくは選んでいるかのよう
に見える。
 たまたま手当たり次第、否、くちばし次第というよ
うではなさそうだ。
 カモメは、スナック菓子を一袋くちばしでくわえると、
足早にお店を歩き去った。
 入って来た時よりも、明らかに早い歩調である。
 そして早速袋を開けて食べ始めた。
 そのスナック菓子は日本でも人気のドリトスである。
 確かにドリトスは、とてもおいしい。
 カモメはドリトスが好きなのだろうか。
 鳩も寄ってきて一緒に突ついている。
 カモメは独り占めはしないようだ。
「まぁ、食ってくれたまえ!」
「カモメさん、ゴチになります
 鳥は体の大きさによって序列がはっきりしている。
 鳩よりも大きいカモメは親分なのだろう。
 鳥類は、ほんの30年ほど前までは、頭の悪い生き
物と考えられてきた。
「トリは三歩歩けば忘れる」という言葉もあるほどだ。
 だが、近年の研究によりそれは大きな間違いであ
ることがわかってきている。
 当ブログでも度々記しているが、カラスは人間を除
けば地球で最も知能のある生き物だ、という説がある。
 この映像を見ると、カモメもなかなか知恵がありそう
である。
 自分が何をやっているのか、それが悪さであること
も承知しているように見える。
 あの持ち去る時の早足は、それを物語っている。
 どうも、このカモメはこのお店の常連で、いつも商品
を持っていくらしい。
 その様子が面白いということで、お店の人がビデオ
撮影しBBCに投稿したようだ。
 カモメが飛んで来るということは、海岸沿いのお店
なのだろう。
 なんとも心の広い人たちが英国にもいるのだなぁ、
と思った。