不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

チャリティーバザーに提供する。その②

 市の社会福祉協議会の建物は、ほぼ市の中心
部にある。
 当町内から、そこまでの距離は自転車でゆっくり
走って約12~3分位かかる。
 大した距離ではない。
 だが、この日は朝から快晴だった。
 真夏の猛烈な日差しの下を行くことになる。
 自転車には屋根が無いので、日光直撃なのだ。
 それでも仕方がないので走り出す。
 私は社会福祉協議会を訪れるのは、これが初め
てである。
 今まで特に用事も無かったからだ。
 市の中心部の交差点を左に曲がる。
 ここまで来ればあと少しだ。
 そして何とか干物になる前に着くことができた。
 地味ではあるが意外に立派な建物である。
 中に入る。
 ジャージを着た男女3人がいる。
 彼らは私を見つけると
「こんにちは!」と大きな声で挨拶をしてくれた。
 どうやら、この3人は施設の利用者のようだった。
 さて、どこで受け付けはどこだろうか。
 入り口から左手に事務所らしきスペースがある。
 私はそこにいた女性にバザーへの提供品を持って
きた旨を告げた。
 すると女性は、ちょっと大袈裟なくらい感謝の言葉
を言いながら、住所、氏名などを記す紙を差し出した。
 後日感謝状を送るというのだ。
 感謝状!
 そんな大したものを持ってきたわけではないですが。
 私は、そう断ったのだが、女性は意外に押しが強く、
私は素性を記すことになった。
 私は、書き終わるとすぐに社会福祉協議会を後にし
た。
 せっかく来たのだから、施設をちょっと見ていけば良い
かも、とも思ったが、この日はすぐにお暇した。
 外は来た時以上に暑かった。
 他の用事も済ませて家に戻ると、日焼けの後がヒリヒ
リした。