不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

カラスの連帯。

  当ブログでは「カラスは恐ろしいほど賢い。地球
上では人間の次に賢いと推定される」と言う主張
をしてきた。
「人間の次?人間の次はサルだろう」
「犬や馬も賢いぞ」
 そういった声が聞こえてきそうである。
 だが、カラスの頭の良さは、それら4足歩行の動
物を超えている。
 昨日もこんな記事を見つけた。
 カラスは、人間から嫌な仕打ちを受けると、それ
をした人間の顔を憶えているだけでなく、その顔の
詳細を仲間うちに伝達している、というのだ。
 カラスが人の顔を憶えている、ということはよく言
われてきたことである。
 彼らは人の顔の見分けがつくのだ。
 これだけなら、犬や馬でもあることだ。
 だが、カラスはそれに加え、その顔についての詳
細とその顔の人間がカラスに何をしたのか、といっ
た付随情報まで伝えているのである。
 これは驚きである。
 カラスにとっては「仲間の敵は、皆の敵」ということ
なのだろうか。
 う~ん、これではまるで映画「猿の惑星」である。
 カラスはバラバラで勝手気ままに生きているようで、
実は固い連帯が出来ているのかもしれない。
 他の鳥類のように集団で行動していてもエサの奪
い合いになるだけなので、あえて単独行動をとって
いるのだろうか。
 カラスはただ「カァ~♪」と鳴いているだけではない
ようだ。
 人間の次に賢い生き物が、今日も空を飛んでいる
のだ。
 これはちょっとSFみたいな話である。