今回の市会議員選挙の開票結果を見ていた。
当市ではトップ当選と最下位当選の票数の差
が約2倍である。
この差は大きいのか小さいのか、それともこん
なものなのか。
当市では、大体いつもそれくらいの票差なのだ。
この票差の間にトップ当選から最下位当選まで
がずらっと並ぶのである。
各当選者の票差は大して無い。
つまり、誰が落ちても不思議ではないのだ。
そして今回の最下位当選者と次点との票差は、
2票だった。
たった2票である。
これは落ちた候補は悔しいことだろう。
また当選した候補者は肝を冷やしたことだろう。
僅か2票といえども、票差は票差である。
「まぁ、2票くらい負けてくれませんか?」というわ
けにはいかない。
当選と落選とでは、大違いである。
通れば議員先生であり、地元の代表者となる。
落ちれば、ただの人である。
この開票時には、次点候補の陣営からの要望
でおそらく何回も数え直したことだろう。
何度数えても2票差は埋まらなかったのだろう。
次点の候補者陣営では「あぁ~、もっと頑張って
おけばよかった」と思ったことだろう。
この候補者は、選挙戦の雲行きが思わしくない、
という自覚があったようだ。
この候補は当町内からは遠い町内からの立候
補者であった。
だが何の繋がりも無い当町内にまで選挙カーが
やって来た。
普通だったら、そんな無駄なことはしないもので
ある。
私は「へぇ~珍しいな」と思っていた。
そうした努力も報われず、次点になってしまった。
「次点に泣く」とは、こういう人をさすのだと思った。