私はこの冬がくる前にこう考えていた。
「今年の夏は歴史的な猛暑だった。だから冬も
その影響が残って暖かいだろう」
「きっと暖冬だろうな。夏があれだけ暑かったの
だから、そうでなければバランスがとれない」
これは気象学に基づいた見解ではない。
私が感覚を元に希望を込めてそう思っていた
だけである。
私は天候について、いろいろとブログ記事にし
て載せているが、特に気象学に通じているわけ
ではない。
興味をあっても、特に知識は持っていない。
日々の天候を体感し、今までの傾向から大体
の予想をしているだけである。
結果として、この暖冬予想は大きく外れた。
暖かかったのは12月だけだった。
大丈夫か?というほど暖かかった。
それなら予想は当たったのでは?と思われる
かもしれない。
否そうではない。
私の予想は、冬全体、つまり12月から2月ま
でを通して暖かい冬だろう、というものだったのだ。
甘い望みが込められた私の予想は外れた。
平年を大きく下回る気温の日が半月以上も続
いた。
暦ではこれから立春までが1年で最も寒い時期
とされている。
それでは、それまで覚悟をしておかないといけな
いなぁ。
結局私は暦に従っているのである。