サッシのレールの掃除と窓拭きをした。
私はこうした窓・ガラス関係の掃除を年に一
回しかしない。
面倒だからである。
始めてしまえばどうということはない作業であ
ることはわかってはいるのだが、それがなかな
か出来ないのだ。
だが、それを放っておけばどうなるかは、経験
上よく知っている。
私は以前この掃除を一年間しないままでいた
ことがある。
そうなると、さすがに見た目も汚れてくる。
それで仕方なく２年ぶりに掃除をした。
２年ぶりとなると、１年ぶりとはまるで違う。
レールにたまった土埃が固まってしまっていて、
ちょっと拭いただけでは取れないのだ。
徐々に積もった土埃の上に新たな土埃が堆積し、
下の埃が押し固められていったのだ。
こうなると、なかなか厄介である。
何とか汚れが取り除けたかな、という感じになる
までには大変な時間がかかってしまった。
あれ以来、私は年一回はこれらの掃除をすること
にしている。
私が掃除をするのは通りに面したサッシだけであ
る。
ここが風も雨もまともに受ける最も汚れる場所だか
らだ。
いつもの通り、古新聞を１６折りの大きさに切って
おく。
３２折りでもよいかもしれない。
それを水に軽く浸す。
それでレールやガラスを拭くのである。
さすがに１年ぶりなので汚れている。
今年は大きな台風は来なかったものの、斜めに降
りつける雨は何度もあった。
雨が埃を呼んできたかのようだった。
思っていたのよりも早めに作業は終了した。
ちょっと早めの大掃除だった。
